ふりかえり

ふりかえり(2020)

 

今年やったこと(技術編)

 

新しく触ったプログラミング言語はなし。

データベースに興味が出てきてリレーショナルデータベース入門

https://www.amazon.co.jp/dp/4781913903 

とか

database internals

https://www.amazon.co.jp/dp/1492040347 

とか

https://www.amazon.co.jp/dp/4774153923 
を読んだり,CMUの動画を(一部だけ)観るなどした


www.youtube.com

database internalsは読書会に参加するなどしているが正直自身の理解度はあまり高くない...

 

あとTaPLに手を出したりした。来年はsystemFをちゃんと理解したい

仕事は去年と変わらずRustのコードレビューしたりGoでいろいろ作ったりTypescriptで構成管理したり画面をちょっと作ったりなどしていた。今年は前半に難易度の高めなタスクがあったがなんとか済ませたのでよかった

 

あとwriting an os in rustをある程度進めた。マルチスレッドの章が書かれることを祈って著者に課金した。

 

あとtwitter公開鍵暗号の話題で某氏が炎上した際に,筆者自身も公開鍵暗号の仕組みを誤解していた(RSA暗号を使用した場合のみで妥当しECDSAなどでは成り立たない説明で理解したつもりになっていた)ことがわかり学び直したりした

 

また(結構内容を忘れてきているが)

https://www.amazon.co.jp/dp/B08GP3PPCX 

この本はかなり楽しんで読めた。筆者はcpuを作ろう系の類書を何冊か読み全て挫折しているが,この本は読み通せた。物理層のことを上手に捨象して説明しているところがよかった(小並感)。フリップフロップあたりの説明もとても良いと思う。

 

今年やったこと(その他編)

 

数学勉強したいですって話をしたらセミナーしましょうという話になり,週2回セミナー形式で数学の勉強をした(発表者は毎回自分)。大学で専門的な訓練も受けていないので,ゆっくり入門書から始めることになり,とりあえず微積の本と位相の本から始めた

読んだ微積の本はこれ

https://www.amazon.co.jp/dp/4320017137

位相の本はこれ

https://www.amazon.co.jp/dp/4000298712/

一人で微積の本を読んでいた頃は関数の連続性のあたりでいつも挫折していて進まなかったのだが,ちゃんと期限を設けて読み進める習慣づけができたため,なんとか積分の章の終わりくらいまでは読めた(残りは必要になったらやろうと思って省略した。なおすぐ必要になった)
ペースはゆっくりめで,中間値の定理示すのに丸々一回かけるなどしたが読みたいところまでは読み切れて満足している。

位相の本も易しめな本は読んだことあるのだが,本格的な本は読めないなと思っていたのでセミナー形式でやれてよかったと思う(でもやはりいきなり松坂位相は自分には無理だったと思うので,易しめの本を経由するのは間違いではなかったと思っている)。


読んだことのある易しめの本

https://www.amazon.co.jp/dp/4061565575
微積も実はこの本を読んでいたのでなんとかなったのではないか感がある

https://www.amazon.co.jp/dp/4320012402/

 

ちなみに位相のテキストは分離公理の手前くらいまで読み(一点コンパクト化のあたり),残りは必要になったらやろうということにした(なお距離空間の位相のあたりの話はすぐ必要になった)

 微積のテキストも位相のテキストも読んだことにしたので,今は線形代数(これは復習。なおほぼ忘れている模様)と関数解析のテキスト(無謀な気がしないでもないけど,テキストにおいて基礎の部分として言及されている章では微積線形代数と位相をある程度やっていれば大部分は読めそうだったので読んでいる。だめだったら戻って学びなおせば良いだけのことである)を読んでいる。


すぐ挫折するだろうなと思っていたが思ったより続けることができ,セミナーにお付き合いただいた方々には感謝である。

 

セミナーをやったことによる収穫としては,(入門書を読んだということも多分に影響しているだろうが)丁寧に書かれたテキストであれば時間さえかければ数学が苦手(筆者は大学入試の数学に歯が立たないレベルである。高校数学は上記のテキストを読む最低限程度の理解である)でも割と読めるということだった。重ね重ねセミナー参加者には感謝である。

 

また政治学科出身なのに政治のことなんもわからんなという気持ちになったので政治学(?)方面の本をいくつか読んだ

立法学とか

https://www.amazon.co.jp/dp/4589040409/

自民党とか

https://www.amazon.co.jp/dp/B07RXXDJ1L

は割と面白かった。政治過程論のテキストだと省庁の中の動きはブラックボックスとして扱われがちだが,官僚が省庁の中でどういう仕事をしているかが丁寧に説明されている点で立法学は良い本であるように感じた(本の著者は元厚生労働省の官僚である)。

 

来年の目標

 

今年は数学の勉強が捗ったので,来年も続けていきたい。というわけで数学関連の目標を掲げておく

(1)多様体の基礎を読む

(2)セミナーの本を読み切る

(3) (ここまでは厳しい気がするが)確率論の本を読む

 

技術の勉強もしたいので

(4)データベースの実装を読む(とりあえずtoy実装を読みたい)

(5)OSの本を読む(のんびり詳解linuxカーネルを読むなどしたい)

(6)systemFを頑張って理解する 

 

また今年はあんまり思想関係の本を読めなかったので来年は読もうかなという気持ちがある

とりあえず

https://www.amazon.co.jp/dp/458904028X

あたりを読もうかなと思っている。

 

とにもかくにも無理をしないのが大事と思っているので,もろもろぼちぼちやっていきたい