ふりかえり

ふりかえり(2023)

 

今年やったこと(技術編)

いろいろと技術書は読めたと思うが,何かを作るのに熱中して手を動かすという機会が減ってしまったので来年はそのような機会をつくっていきたい(CPUエミュレータの実装とかなんかのプロトコルスタックの実装とかネタはいろいろある)

『Rust atomics and locks』を読んでやっとmemory orderingの概念について基本的な考え方をつかめた気がする(ただし本の3章の説明じゃわからんやろってなって人に教えてもらった)

Linuxのしくみ』を再読して,初読の際にはほとんどなんも理解していなかったことがわかった。これからも何度も参照することになると思う

(まだ読了していないが)『詳解 システムパフォーマンス』の章末問題を調べながら解くのはとても良い勉強になった

 

今年やったこと(数学編)

数学の勉強は続けている

ぼんやりと目標にしたかった多様体の入門にとりかかることができた(ちなみに『多様体の基礎』を流し読みした後トゥー『多様体』にとりかかっている。7章の途中で止まっているが)

あと(単体複体の)ホモロジーに関しても最小限の直観は掴めた気がする

またなんとなく気になっていた圏論に入門して,『全ての概念はkan拡張である』を読んで随伴の具体例の確認くらいまで勉強した(あとは必要になったらその都度やれば良いやになった)

また代数もガロア理論に興味が出てきて途中まで勉強した。年末年始中にある程度人に説明できるようになりたい

また勉強はプロに見てもらっているが,そうじゃないととてもじゃないが本を読み進められなかったと思うので質問できる環境を作るのはとても大事だと思った(これ毎年思ってるな)

来年やりたいこと(技術編)

CPUエミュレータ作って遊びたくなってきた
preemptionのあるOS作りたい

 

来年やりたいこと(数学編)

ドラーム理論がなんかすごいらしいのでちゃんと理解するところまで勉強したい気がする

 

ふりかえり202311

平日は仕事,土日は図書館で読書をくりかえしている

読んでいる本

 

- トゥー多様体
  - ドラーム理論の章をゆっくり読んでいます

- すべての概念はkan拡張である

 - とりあえず随伴の定義と例(忘却関手の随伴として(密着|離散)位相を入れる関手がとれることなど)を確認して一旦退却した。類書で一番読みやすかった気がする(証明がとても丁寧)

- learning ebpf

 - とりあえずざっくり一周した。使いたくなったらまた参照すると思う

- 詳解システムパフォーマンス

 - ゆっくり読みます 

ふりかえり202308

平日は仕事,土日は図書館で読書をくりかえしている

 

読んでいる本

 

- トゥー多様体
  - 多様体の向き付あたりを読んでいる

- ベーシック圏論

 - トゥー多様体圏論由来の言葉がちらほら出てくるので気になって読んでいる。随伴の章読んで,あと引き戻しと押し出しについてまとめたら撤退する予定

- learning ebpf

 - linuxの監視技術に興味があって読み始めた(監視以外にも用途はあるが...)

ふりかえり202307

平日は仕事,土日は図書館で読書をくりかえしている

 

読んでいる本

 

- トゥー多様体
  - 積分の話が気になったので勢いで積分のところを読み,理解に必要な前提知識をそれ以前の章からかき集めてくる読み方をしている。とても丁寧に本が書かれているのでこのような読み方をしても何とかなると思う

 

読んだ本

 

- Rust atomics and locks
  - cpuのfenceは1つのコアにしか作用しないと以前読んだcpu本に書いてあったが,ではmulti core環境ではいったいどうやってreorder起因のバグを防ぐのかとても気になっていたが,total ,modification orderとcoreごとのfenceを組み合わせるのだという認識に到達した

ふりかえり202306

ふりかえり202306

平日は仕事,土日は図書館で読書をくりかえしている

 

読んでいる本

 

- トゥー多様体
  - 元々『多様体の基礎』を読んでいたのだが,微分形式の部分だけ読んでみるかと思って読んでみたら思いの外読みやすくてこっちを読んでいくことに決めた。正則レベル集合定理とかのあたりを読んでいる

 

 

ふりかえり202304

ふりかえり202304

 

平日は仕事,土日は読書である

 

読んでいた本

 

- 代数的トポロジーの基礎

  - 入門者向けの敷居の高すぎない本を目指して書かれているとのことだったが,アイデアの説明が中途半端だったり,本文と演習のギャップがそれなりにあったりであんまり良い本だと思えず中断してしまった(私の読み方が悪かったらごめんなさい)。とりあえずMV系列のあたりまでよんで,ホモロジー群のホモトピー不変性はあとまわし...

 

- 計算で身に付くトポロジー

  - 大まかにホモロジー群の概要をざっと学ぶには良い本だと思った(図形に対する直観について書いてあるので)。すぐ読めるので最初にこれ読んでおけばよかった...になっていた

 

- 加群十話

  - 有限生成アーベル群の基本定理の証明が知りたくてつまみ読みした(表現論の話に入っていく箇所は読んでいない)。可換図式による線形代数の整理のところなどいろいろと面白かった(こなみかん)

 

-プログラマーのためのCPU入門 ― CPUは如何にしてソフトウェアを高速に実行するか

  - cpuの物理的な話は置いておいて,ハイプライン化とか,アウトオブオーダー実行とか,キャッシュメモリの管理とか,メモリバリアの話とかそのあたりについてよくまとまっている本だった。パタヘネはまだ読む気が起きないのだがこの本は結構読みやすくて良かったと思う

 

 

 

ふりかえり202305

ふりかえり202305

平日は仕事,土日は図書館で読書をくりかえしている

 

読んだ本

 

- じっくり学ぶ 曲線と曲面

 - 非常に丁寧な解説がついているのでかなり読みやすかった。多様体の本を読む前に読んでおいて良かったと思う

 

読んでいる本

 

- 多様体の基礎
  - 接ベクトル空間の構成とか,多様体の間の微分とかそのあたりを読んでいた。早くベクトル 場とか微分形式に入りたい

 

- 線形代数の世界

  - これはつまみ読みしただけ。線形写像の行列表示の際の基底のとりかえについて,可換図式を使って整理したくなって部分的に読んだ。読んだ箇所についてはよくまとまっており良かった。どこかのタイミングで他の箇所も読みたい

 

- rust atomics and locks
  - この本読んだらやっとmemory orderingわかった気になれるかなと思っていたがそういうわけでもなさそうである

 

雑感

 

社会的選択理論の入門書が気になってきているが当面は多様体の基礎の理解に努めた

い。あとどっかで代トポリトライしたい