ふりかえり
ふりかえり(2022)
今年やったこと(技術編)
あんまりなにやったか記憶がない。
DBのことを多少勉強した上で↓の記事を改めて読んでみたらだいたいの意味は掴めてはええ〜ってなったりした。
また,コンテナ のことを勉強したような気がする。私はあまり要領のよいほうではないので,↓の理解に至るまでそれなりに時間を要した気がする。(linuxのしくみ 第二版より引用)
独立したnamespaceを持つことによってほかのプロセスと実行環境が分かれている1つないし複数のプロセス
みんなも買って読んでね
www.amazon.co.jp
あと仕事でterraform処理班みたいなことをすることになって初めてterraform触った(この手はCDKしか触ったことなかった)。最初はCDK書かせてくれ〜という気持ちが強かったがもうどっちもでも良いか...という気持ちになっている。
atcoderがあまりできないので修行するか...と思ったがあまりできていない。来年は習慣づけたい(こう思ったのは何回目だろうか)。
今年やったこと(それ以外編)
数学の勉強は続けている
今年は確率論に手を出そうとして挫折したり,複素解析の勉強をしたり,代数トポロジーの易し目の本を読みながら群論の本を読んだりした(全部読了していない)。
代数のモチベがあんまりなかったので適当に代数を使う分野に突撃してどう必要になるのか把握してから代数の勉強してみるかということで代数トポロジーの易し目の本を読むことにしてみたが,これはある程度うまくいった気がする(無事ファン・カンペンの定理の手前くらいでちょっと群論勉強しなきゃなという気持ちになって群論の入門書を読み始めた。とりあえず2章の最後くらいまで進めた)
複素解析はなんとなくやっていてモチベが続くかは不明
複素解析はこれ読んでいる
代数トポロジーの本はこれを読んでいる
群論の本はこれを読んでいる
来年やりたいこと
とりあえず群論の入門書と代トポの本は読了したい。
ふりかえり
ふりかえり(2021)
今年やったこと(技術編)
新しく触ったプログラミング言語はなし。
データベースについては去年よりちょっとは理解が進んだと思う。
database internals読書会でRaftについて発表した(もっとわかりやすい資料を作りたい)。リーダー選出をなぜ行うのか,それによって分散合意がなぜできるのかということをもうちょっと直接的に,わかりやすく説明できるようになりたい
データベース論文輪読会にも参加してみたのだが,あまりついていけなかったので途中で脱落してしまった(人が発表する速度で物事が理解できないので,対話的にやれないと厳しいのだが,対話的にやるには他参加者のレベルが高かった)
データベース関連で(オンメモリだが)B+treeの実装をしたりした(久々にRustの所有権でハマった)
あとはTiDBとTiKVのドキュメントを読むなどをした。わりと素直な仕組みで動いているんやなと思った
またちょっとずつだがアルゴリズムの本を読んでいる(いわゆるけんちょん本です)
あとproperty-based testingの威力を最近よく感じている(といっても簡単なことしかやっていないのだが)
今年やったこと(それ以外編)
去年よりだいぶペースは落ちたが数学の勉強は続けている
今年はルベーグ積分の基礎の勉強をした(ルベーグ測度の構成とか,優収束定理とか)。去年関数解析の本をちょっとずつ読んでいたのだが,やはり具体例の話となるとルベーグ積分の基礎的な話はよく使うので,やっておいたほうがモチベには良いと思う。
完全に個人的な意見だが,ルベーグ測度の構成の議論はややこしくて面倒な議論が多いので,一旦測度空間を認めて積分から勉強してしまっても良いんじゃないかという気がしている(優収束定理とかの基本的な定理の証明は微積の入門書が読めていればそう難しい議論をしていないので)
あとは線形代数の本をゆっくり進めていた。学部一年生が学ぶ内容はだいたいカバーできたはず。
あと座標ってなんなのかよくわからんなという気持ちがあったのだがどうやら多様体の話らしいので,来年こそは多様体の基礎読みたいねという気持ちになっている
去年は先に進まなければと焦りがあったが,今年はあまりそういう焦りがなくなって,ゆっくりじっくりやろうという気持ちになっている(これが良いのか悪いのかはわからないが)
ちなみにルベーグ積分とか測度論あたりの勉強は人を雇ってわからないところは教わっている。筆者は数学を独学する能力がそれほど高くないと思っているので,専門の訓練を受けた人に質問できる環境を作るのはやはり重要である
去年よりだいぶ進捗がないが仕方ないね
来年やりたいこと(技術編)
フロントエンドの勉強ちゃんとやりたいねぇになっている
コンテナのことを曖昧にしか把握していないのでちゃんと理解できるようになりたい
WebRTCについてもうちょっと理解を深めたい
データベースはひきつづきちょっとずつ理解を深めていきたい
来年やりたいこと(数学編)
関数解析の本を何か一冊読みきりたい(宮島関数解析は丁寧で良いのだが,辞書っぽくてあんまり通読に向いていない感じがある)
これとか読んでみようかなと思っている
来年こそは多様体の基礎を...
来年やりたいこと(その他編)
世界史の通史を学び直したい
日本史(昭和史?)あたりを学びたい
ふりかえり
ふりかえり(2020)
今年やったこと(技術編)
新しく触ったプログラミング言語はなし。
データベースに興味が出てきてリレーショナルデータベース入門
https://www.amazon.co.jp/dp/4781913903
とか
database internals
https://www.amazon.co.jp/dp/1492040347
とか
https://www.amazon.co.jp/dp/4774153923
を読んだり,CMUの動画を(一部だけ)観るなどした
database internalsは読書会に参加するなどしているが正直自身の理解度はあまり高くない...
あとTaPLに手を出したりした。来年はsystemFをちゃんと理解したい
仕事は去年と変わらずRustのコードレビューしたりGoでいろいろ作ったりTypescriptで構成管理したり画面をちょっと作ったりなどしていた。今年は前半に難易度の高めなタスクがあったがなんとか済ませたのでよかった
あとwriting an os in rustをある程度進めた。マルチスレッドの章が書かれることを祈って著者に課金した。
あとtwitterで公開鍵暗号の話題で某氏が炎上した際に,筆者自身も公開鍵暗号の仕組みを誤解していた(RSA暗号を使用した場合のみで妥当しECDSAなどでは成り立たない説明で理解したつもりになっていた)ことがわかり学び直したりした
また(結構内容を忘れてきているが)
https://www.amazon.co.jp/dp/B08GP3PPCX
この本はかなり楽しんで読めた。筆者はcpuを作ろう系の類書を何冊か読み全て挫折しているが,この本は読み通せた。物理層のことを上手に捨象して説明しているところがよかった(小並感)。フリップフロップあたりの説明もとても良いと思う。
今年やったこと(その他編)
数学勉強したいですって話をしたらセミナーしましょうという話になり,週2回セミナー形式で数学の勉強をした(発表者は毎回自分)。大学で専門的な訓練も受けていないので,ゆっくり入門書から始めることになり,とりあえず微積の本と位相の本から始めた
読んだ微積の本はこれ
https://www.amazon.co.jp/dp/4320017137
位相の本はこれ
https://www.amazon.co.jp/dp/4000298712/
一人で微積の本を読んでいた頃は関数の連続性のあたりでいつも挫折していて進まなかったのだが,ちゃんと期限を設けて読み進める習慣づけができたため,なんとか積分の章の終わりくらいまでは読めた(残りは必要になったらやろうと思って省略した。なおすぐ必要になった)
ペースはゆっくりめで,中間値の定理示すのに丸々一回かけるなどしたが読みたいところまでは読み切れて満足している。
位相の本も易しめな本は読んだことあるのだが,本格的な本は読めないなと思っていたのでセミナー形式でやれてよかったと思う(でもやはりいきなり松坂位相は自分には無理だったと思うので,易しめの本を経由するのは間違いではなかったと思っている)。
読んだことのある易しめの本
https://www.amazon.co.jp/dp/4061565575
微積も実はこの本を読んでいたのでなんとかなったのではないか感がある
https://www.amazon.co.jp/dp/4320012402/
ちなみに位相のテキストは分離公理の手前くらいまで読み(一点コンパクト化のあたり),残りは必要になったらやろうということにした(なお距離空間の位相のあたりの話はすぐ必要になった)
微積のテキストも位相のテキストも読んだことにしたので,今は線形代数(これは復習。なおほぼ忘れている模様)と関数解析のテキスト(無謀な気がしないでもないけど,テキストにおいて基礎の部分として言及されている章では微積と線形代数と位相をある程度やっていれば大部分は読めそうだったので読んでいる。だめだったら戻って学びなおせば良いだけのことである)を読んでいる。
すぐ挫折するだろうなと思っていたが思ったより続けることができ,セミナーにお付き合いただいた方々には感謝である。
セミナーをやったことによる収穫としては,(入門書を読んだということも多分に影響しているだろうが)丁寧に書かれたテキストであれば時間さえかければ数学が苦手(筆者は大学入試の数学に歯が立たないレベルである。高校数学は上記のテキストを読む最低限程度の理解である)でも割と読めるということだった。重ね重ねセミナー参加者には感謝である。
また政治学科出身なのに政治のことなんもわからんなという気持ちになったので政治学(?)方面の本をいくつか読んだ
立法学とか
https://www.amazon.co.jp/dp/4589040409/
自民党とか
https://www.amazon.co.jp/dp/B07RXXDJ1L
は割と面白かった。政治過程論のテキストだと省庁の中の動きはブラックボックスとして扱われがちだが,官僚が省庁の中でどういう仕事をしているかが丁寧に説明されている点で立法学は良い本であるように感じた(本の著者は元厚生労働省の官僚である)。
来年の目標
今年は数学の勉強が捗ったので,来年も続けていきたい。というわけで数学関連の目標を掲げておく
(1)多様体の基礎を読む
(2)セミナーの本を読み切る
(3) (ここまでは厳しい気がするが)確率論の本を読む
技術の勉強もしたいので
(4)データベースの実装を読む(とりあえずtoy実装を読みたい)
(5)OSの本を読む(のんびり詳解linuxカーネルを読むなどしたい)
(6)systemFを頑張って理解する
また今年はあんまり思想関係の本を読めなかったので来年は読もうかなという気持ちがある
とりあえず
https://www.amazon.co.jp/dp/458904028X
あたりを読もうかなと思っている。
とにもかくにも無理をしないのが大事と思っているので,もろもろぼちぼちやっていきたい
ふりかえり
振り返り(2019)
振り返り記事を初めて書きます。
今年やったこと(技術編)
プログラミング言語はあまり新しいものを触らなかった(Idrisちょっとやってみたぐらい)
Rustを仕事で使うことになって(自分はレビューばかりでほぼコードは書いていないが)、非同期ランタイムの互換性問題等にぶち当たるなどして、いろいろと調べた(ちゃんと調べるにはcpuまでおりていかないといけないんだけどまだあまり調べがついていない)
他の時間はだいたいGoを書いてて、たまにTypescriptでReactを書いていた気がする。あとはinfrastructure as codeやりましょうね〜ということでひたすらcdkのコードを書いていた。
CS専攻でない(そもそも学生時代プログラミングやったことない)のでCSっぽいことがしたくなり、型なしラムダ計算の処理系を書いたり、(単相の)algorithmWの実装をするなどした(多相の場合の実装がめんどくさくなって放置されている)。来年はプログミング言語の基礎理論とかTAPLをちゃんと読みたいね(上であげた実装がなってなかったらごめんなさい)。
あとRFC読んで実装する練習をしたくてwebsocket(のうちの、ハンドシェイクして小さいパケットをやりとりする部分だけの)サーバーを作るなどした。
今年やったこと(その他編)
なんとなく論理学がやりたくなって鹿島数理論理学を途中まで読むなどしていた。(学生時代に技術的な部分の理解が不足していていて読めなかった真理理論あたりの本に手を出せるようになった気がするのでやっていきたい)
あとはなんとなく線形代数の復習がしたくなって川久保線形代数を読んでいた。数年前読んだ時の自分の理解度があまりに低すぎて泣きそうになったのは秘密。数学専攻でもなんでもないのであせらずやっていこうという気持ちが大事。
Twitterにおいては、いわゆる谷村ノート周りの話に関心があった(以下リンク)
【公開】『〈現在〉という謎―時間の空間化批判』への補足ノート増補版、『一物理学者が観た哲学』を公開しました:https://t.co/NRjIjMtMTv
— TANIMURA Shogo (@tani6s) November 6, 2019
いわゆる「分析哲学」が、単にわれわれの言語の使用法を思考実験などを用いて明らかにする営みなのか、それともいわゆる「実在」にコミットしているのか、後者だとしたらなぜそのようなことが可能なのか割と気になってはいて(確か言語哲学大全の様相実在論の章を読んだ時に抱いた疑問だった気がする)、そのへんの話とも関連がありそうだった(分析哲学プロパーというわけでもないのでこの部分は無限にツッコミがはいるおそれがある)。
余談
あとは割と深刻な問題なのだが、技術書のような文章しか読めなくなってきていて、主張の理路を把握するのに手間取る文章(それこそ思想書など)が全く頭に入ってこなくなってしまった(もっと主張の流れをわかりやすく書きようがあるだろと思ってしまう)。簡単な本からリハビリしていきたい。
来年は
CSの勉強とか数学とかもうちょっと頑張りたい。
■
たわしです
■
たわしです